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■第１試合 ＷＸＦグループ社長王座タイトルマッチ ３０分１本勝負
辰巳 千香子 川っ娘隊 ｖｓ Ｍｒ．赤珍 
ジャパンカップの戦跡が記憶に新しいなか、また一つ府中のターフで大イベントが行われようとしている。
そう、熱い乙女の戦い！ 辰巳妹のＤＩＡ−Ｊ参戦、横山のＰＷＰ参戦、夜叉っ子クラブのリーグ戦、激動のＣ＠ｎｄｙ☆Ｇｉｒｌなど、イケマサファミリーの全てが府中のターフにまとめて一つに凝縮されようとしている！！
近年の格闘技業界の大会場開催と言えばドームだが、競馬場での開催は格闘技業界では初めてだ。
今日は、優駿を讃えるウィナーズサークルの上にリングが設営された。
数多くの優駿を見送ったスタンドは、来年のダービー終了後の建て替えが決まっている。
この大会は、去り行くスタンドへの惜別という意味もあるだろう。
リングアナが、全対戦カードを読み上げる！！
「第１試合、ＷＸＦグループ社長王座タイトルマッチ 辰巳 千香子 （川っ娘隊） ｖｓ Ｍｒ．赤珍！！
第２試合、ミミ２１ ｖｓ 綾瀬 きらら！！
第３試合、Ｂｌｕｃｋ☆Ｃａｎｄｙ ＰＡＲＴＹ 柳沢 恵理奈 ＆ 春日 優 ｖｓ 西村 乃梨子 ＆ 山崎 玲央奈！！
第４試合、全面激突！！ 「彩」ｖｓ「バトる！」 彩華 千晴 ｖｓ 川村 繁美！！
第５試合、ＤＩＡ−ＪＡＰＡＮ歓迎マッチ 星野 真琴 ＆ 空白 いずみ（ＤＩＡ−Ｊ／Ｄ−３） ｖｓ 金村 千草 ＆ 香川 夏美！！
第６試合、炎のシングル対決！！ 長谷川 晶 ｖｓ 野崎 優子！！
第７試合、お姉ギャル☆フレンズ・カーニバル ギロッポン☆巽 ＆ 横山 奈々子 ＆ Ｘ ｖｓ 栗田 恵美 ＆ 大宮 沙緒理 ＆ 前原 薫！！」
さて、男ｖｓ女の社長タイトルマッチで幕を開ける！！
まずは赤珍が辰巳姉にカンフーキックをブチ込む！！
だが辰巳姉がうまく読み、赤珍のカンフーキックの足を取りドラゴンスクリュー！！
赤珍が辰巳姉の懐をついて足４の字！！ これは辰巳姉が逃げきってロープ！！
ソッコーで辰巳姉は膝十字固めに捕らえる！！
赤珍かろうじてロープも、足がいかれた！！
その後は辰巳ペース、辰巳姉の龍炎拳３連発！！ 赤珍の顔面に入った！！
さらに、大きく足をふるって龍靡脚（ハイキック）！！
今度は、コーナーに返って、トペ・ドラゴネス（コン・ヒーロ）！！
赤珍のどてっぱらにモロに突き刺さった！！
辰巳姉はそのままフォールに取ってピン！！
ゆかりの地府中で、第５代社長の座を勝ち取った！！
○辰巳 千香子 （１２分２５秒 トペ・ドラゴネス） Ｍｒ．赤珍●
すると、辰巳姉は場外に降り、エプロンから何かを取り出した！！
何と！！ 旧ｘ．ｙ．ｚ．の看板！！
千香子 「もともと智恵子が作ったものだろ。 そしてヤツが築き上げたものだろ！ あたしが引き受けたからには大事にする！！ 一から考え直すために、今日から屋号をｘ．ｙ．ｚ．に戻すっ！！」
智恵子 「姉ちゃん！！」
何と！！ 辰巳姉が、ＷＸＦを昔の「ｘ．ｙ．ｚ．」に戻すと発表！！
千香子 「智恵子、リングに来い」
智恵子 「何→？！ 姉ちゃん」
すると辰巳姉、放送席にいる智恵子をリングに上げる！
千香子 「まず最初に、お前が作った団体貸してくれ！！」
智恵子 「え？！」
千香子 「お前、真琴関係で大変じゃん」
智恵子 「わかった、いいよ→！ ちゃんとプロデュースしてよ→」
千香子 「おめーに言われなくてもわかってるよ（笑）」
智恵子は、姉のｘ．ｙ．ｚ．社長の就任を正式に了承した！！
千香子 「それからよ、てめー、渋谷や六本木、新宿に遊びに行くのもいいけどよ、たまには電話の一本は出ろよ！！」
智恵子 「はぁ→？！」
千香子 「姉ちゃんが何か意見言おうとすると、ぴっちをＯＦＦにしやがってよ！！」
辰巳姉、智恵子にキチンシンクをブチかます！！
千香子 「逃げようとしたってそうはいかねーよ！！ あたしの好きなキムタクとＳＭＡＰと、森田くんだっけ？それとＶいくつのポスターを、狭い部屋で貼り争いした仲なんだよ！！ 姉ちゃんの化粧品勝手に使いやがってよ！！」
千香子 「本題に入るが、てめー今自分がどういう立場なのか、わかってんのか！！」
智恵子 「だから→、真琴だろ→、あたし一人だけの問題なんだから→！！ 姉ちゃんには関係ね→じゃん！！」
千香子 「関係ね→じゃねーよ！！ 横山とやらとかよ、栗田とやらと遊んでるからあーなんだよ！！ 姉ちゃんや、神華も含めた７期を出し抜きにしやがってよ！！！」
智恵子 「はぁ→？！」
千香子 「はぁ→じゃねーよ！！ 人のことバカにするのもいい加減にしろ！！！！」
辰巳姉は、智恵子の髪の毛をつかみ、顔面に、龍炎拳を、何発も何発もブチ込む！！
千香子 「エラそーにネットプロレス統一とかホザきやがってよ！！ そのくせ、人のことバカにして生きてきたんだよ！！！ だからヤツ一人で、ネットレスラーの気持ちをまとめて代弁したんだよ！！！」
智恵子 「るせ→！！！」
千香子 「それと、未だにＳＡＲＵに未練があるというのか？？！！ 姉ちゃんがＳＡＲＵの呪縛解いてやるよ！！ ＳＡＲＵのことは忘れろ！！ あ？？！！」
その時、辰巳姉は突然龍炎拳を止めた！
千香子 「智恵子！ 一つだけ意見言わせろ！」
智恵子 「何→？！」
千香子 「もしかしててめーは、あの真琴と心中するために生まれたかも知れねーな！！」
智恵子 「・・・・・」
千香子 「てめー、市川亜樹子の路線を行きたかったよな？！」
智恵子 「あたりめ→だ」
千香子 「今は市川亜樹子のいるときと時代が違うんだよ！！」
智恵子 「わかってる」
千香子 「ヤツの相手になるだけでもよ、ヤツに名指しされるだけでもよ、すっげー光栄だよ！！ てめーうらやましいよ！！！ あたしだって、やらしてくれるんだったら出てーよ！！！ あ？？！！」
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